それはいつものことではあるのですが、特に先日のアフォガートの合奏のとき改めて感じたので書いておきます。
スコアの勉強をするとき、いろいろなポイントがあります。
- 拍子、テンポ、発想標語、音量など
- 繰り返し記号など
- 何小節フレーズになっているか
- 調性、和声
- オーケストレイションのバランス
- 旋律、伴奏、合いの手、掛け合いなどの振り分けポイント
- 移調楽器の in C への読み替え
- アルト記号、テナー記号の譜読み(恥ずかしながら、未だにパッと読めない^^;)
- 各パートの難所の抽出
- 降り番パートの確認
- 曲をイメージして頭の中で歌ってみる
- 解説書などの情報を全体のイメージや個々のフレーズに適用する
- :
- などなど
「あれ、ここのクラって、A管だったっけ?」
とか
「あれ、ここのホルンは1,2番が in D でよかったんだっけ?」
とか言いながら最初のページの記載を確認したりしてしまいます。
また、頭の中で歌っているのと譜読みしたフレーズの感覚がなかなか一致しなかったり、掛け合いの仕組みがなかなか呑み込めなかったりと、合奏前にいろいろ不安要素が残ります。
でも、いざ実際の合奏を振ってみると、事前に勉強していたことがスラスラと頭に浮かんできて、スコアをちら見するだけでどんどん見えてきます(くるような気がしてるだけかもしれませんが)。事前に勉強しているときにはちっとも理解できていないように感じるのですが、着実に効果が出ているようです。勉強不足のときはやっぱり全然読めないですから (^_^;)
フルートでもこれは感じますね。いっくらさらっても、全然うまくならないなぁ、と思っていたら、いざ合奏に乗ってみるとスラスラ吹けてみたり。これもさらっていない箇所は絶対にそういうことはないので、練習の効果はジワリジワリと後から効いてくるのだと思います。まあ、もっとも、個人練習で全然問題ないところが、予想外に合奏でコケたりもするんですけど。