先日、ドボ7の大判スコアをあちこち探し回って(結局見つからなかった。もっと早く取り寄せとか考えればよかった。)いたついでに、渋谷のタワレコで表題のCDを買いました。1200円に2割引のシールが貼ってあってお買い得でした。
この音源、少年のころに ”グラモフォン・スペシャル・シリーズ” という廉価版(1300円)のレコードを少ない小遣いで買って聴いていたもののCD化です。しかも水上の音楽は少し曲が多く入っています。今でもレコードは持っていて聴くこともできるけど、はやりCDは便利だし曲も多く入っているので買いました。
で。改めて聴くと、すばらしい演奏です!
クーベリックの指揮がすばらしい。
ベルリンフィルの音色がすばらしい。
オーケストラってこんなに鳴るものなのか、と思わせます。
マーラーとかの大編成ではなく、弦楽合奏+最低限の管楽器なのに。
これがオケの基本の響きなのだな~。自分の中で理想とする響きの原点がここにあるのかも。
1963年録音なのですが、どうもこの時代のベルリンフィルが相当にいけているのかもしれない。他にも、ベームやフリッチャイなどの名盤がたくさんあります。
あと、このCDで、オーボエのソロが結構出てきますが、すごいうまいです。もしかして、かの有名なローター・コッホ?ちょっと検索してみたけど、わからなかった。カラヤン時代に活躍した(1970年代)ということしかわからなかった。
あ。1970年代以降はカラヤンがベルリンフィルの音を変えてしまったのかも。1960年代はとても美しいながらも良く鳴っていてスケールの大きい感じがします。1970年代は、ゴウゴウした感じかな。1980年代になると、また美しさも戻ってきて、ある意味の完成形になってる気がします。その後、アバドになってから、ちょっと室内楽チックな響きになってきて、ラトル時代は・・・あまり聴いていないので知りません。
クーベリックに戻ります。このヘンデルの演奏は完全にモダン・オーケストラですが、音楽的にすばらしいです。こういう演奏を聴くと、古楽器やピリオド奏法などは必要ないんじゃないかって思います。
#考古学的にはあってもいいと思うが。例えばマッチを使わずに火を起こして料理するみたいな。
トランペットやホルンも超うまいです。それらの楽器やってる人は必聴。あと、オーボエの人、弦楽合奏の人も。そして指揮者。最高の楽器をクーベリックがしっかりお手入れした結果がこの演奏です。とにかく大絶賛です。どんな風にお手入れしているか注意しながら聴くと、とっても勉強になります。
どの曲もすばらしいんですが、たとえば水上の音楽の有名な "アラ・ホーンパイプ" は、金管と弦楽器のすばらしい音色とクーベリックのお手入れがよくわかる名演奏になっています。あと、このCDの最初の水上の音楽の1曲目も感動的にすばらしいですよ。それから、王宮の花火の音楽は名演中の名演と言えるでしょうね。かっこいいですよぉ。ティンパニもすごいうまいです。
いろいろ演奏を絶賛したあと最後に思うのは、ヘンデルってやっぱり超天才なのだな~ということ。それを感じさせてくれる名盤なのです。
とても美しい音楽なので、癒しの一枚としてお勧めです。
2008年3月12日水曜日
2008年3月2日日曜日
アフォガート本番
今日これからアフォガートの本番がありますが、正直言って苦痛です。
大好きなベートーヴェン、シューベルト、ドヴォルザークの音楽なのに、思うような音楽にできません。
少なくとも数ヶ月練習してきたというサウンドではない。当たり前です。昨日初めて登場したような人が大勢いるような状況で、そのようなことが実現できるはずはないです。
アマチュアオーケストラは、もちろん本番が一番大切ですが、それは数ヶ月間練習してきた成果を発表するという意味で大切なのであって、どういう状態でも本番の体裁を繕ってそれなりにイベントが成功すればよい、というものではないと考えています。もちろん価値観は人それぞれですが、私はそういう価値観です。みんなが違うというのなら、わたしはその人たちと一緒に音楽はできないです。音楽に対する情熱をもやせば燃やすほど、このことは私に苦痛としてのしかかってきます。
いままでも同様の問題はありましたが、イベントを成功させるということも重要だと考えて、ある程度妥協して、”本番モード”を作り上げるように努力してきました。つまり、弾けてなくても何でも見栄えのするように仕上げるということです。でも、もうそれはいやです。数ヶ月の練習の成果をありのままに出したいです。
がんばってきた人たちの成果はきちんと出せると思います。しかしオーケストラ全体としては良いサウンドにはならないでしょう。つらいですが、しかたないです。
本番中は、少しでもベートーヴェン、シューベルト、ドヴォルザークに近づけるように努力するのみです。
大好きなベートーヴェン、シューベルト、ドヴォルザークの音楽なのに、思うような音楽にできません。
少なくとも数ヶ月練習してきたというサウンドではない。当たり前です。昨日初めて登場したような人が大勢いるような状況で、そのようなことが実現できるはずはないです。
アマチュアオーケストラは、もちろん本番が一番大切ですが、それは数ヶ月間練習してきた成果を発表するという意味で大切なのであって、どういう状態でも本番の体裁を繕ってそれなりにイベントが成功すればよい、というものではないと考えています。もちろん価値観は人それぞれですが、私はそういう価値観です。みんなが違うというのなら、わたしはその人たちと一緒に音楽はできないです。音楽に対する情熱をもやせば燃やすほど、このことは私に苦痛としてのしかかってきます。
いままでも同様の問題はありましたが、イベントを成功させるということも重要だと考えて、ある程度妥協して、”本番モード”を作り上げるように努力してきました。つまり、弾けてなくても何でも見栄えのするように仕上げるということです。でも、もうそれはいやです。数ヶ月の練習の成果をありのままに出したいです。
がんばってきた人たちの成果はきちんと出せると思います。しかしオーケストラ全体としては良いサウンドにはならないでしょう。つらいですが、しかたないです。
本番中は、少しでもベートーヴェン、シューベルト、ドヴォルザークに近づけるように努力するのみです。
登録:
投稿 (Atom)
NetBeansのメニュー等のフォントサイズ
Apache NetBeans 12 LTS (NB 12.0) をインストールしてみたが、「文字が小さすぎて見えない!!(書類をバサァー)」状態。 ソースコード用のフォントは、 Tools->Options->Fonts & Colors で変更...
-
Apache NetBeans 12 LTS (NB 12.0) をインストールしてみたが、「文字が小さすぎて見えない!!(書類をバサァー)」状態。 ソースコード用のフォントは、 Tools->Options->Fonts & Colors で変更...
-
UR賃貸に住んでいる。トイレのタンクの水洗レバーが、鈍い感触と共に空回りするようになり、水が流れなくなった。管理会社のJSに連絡すると、折り返しTCSという委託会社から連絡が来て、この部位の故障は入居者負担だという。今日は日曜日なので、出張費が2000円上乗せされて、総額9000...
-
昨日、笛で乗っているオケの本番がありました。入団してからまだ2回目のコンサートで新参者としてパート割を全てリーダーの人に任せていたらとんでもないことになってしまった。前:ピッコロ、中とメイン:2nd、なので楽勝・・・と思っていたら・・・ ピッコロは超目立つ曲で、しかも音が超高い。...