2007年5月7日月曜日

カール・ベームのモーツァルト交響曲全集

カール・ベーム、ベルリン・フィルハーモニーのモーツァルト交響曲全集、10枚組み。いつだか覚えていないが、かなーり昔に買った。

ごく一部の曲は何度も聴いているが、まったく聴いていないディスクが存在することに気が付き、先日から全部聴いてみることにした。こういう状況になっている全集モノはけっこうある(マーラー、ドヴォルザーク、シューベルト・・・)んだけど、まずはこれから。

夜寝る時の子守唄や、昼間なにかしながらだけど、Disc 1 から始めて今やっとDisc 8 まで来た。

第一の感想。モーツァルトといえども最初から上手に曲を作れたわけではなかったんだなぁ、ということ。最初の方は「あ、美しいな」というような和声の流れがたまにしか出てこないが、番号を重ねるに連れてだんだんとその頻度が増し、今聴いている番号くらいになるとほぼ全てが美しい流れになっていて無駄がない。

オーケストレイションについては新しい試みはないようだ。特にフルートの使い方に関しては苦労しているように感じた。初期の曲では旋律楽器としてしか扱うことができていなくて、ソロかヴァイオリンと重ねるような使い方しかできていない。これらの曲についてはフルートが出てくると急に曲が安っぽくなる気がする。

第二の感想。カール・ベームの良さを再認識した。これだけの曲数を録音したこと自体非常にえらいと思うが、それだけでなく1つ1つが全て丁寧に曲解釈されリハーサルされて演奏されていることがすばらしい。さきほど私が述べた初期のあまり上手に作曲されていない曲でも例外なくきちんと。そしてベルリンフィルも大変美しい響きで、聴いていてまったく飽きることがない。こんなすばらしいCDをほとんど聴いていなかった自分ってなに?すごく損した気分になった。

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