前回のアフォガート管弦楽団の演奏会の打ち上げで、次回の演目のブラームス ヴァイオリンコンチェルトのお勧めCDは?という質問を団員から受けた。
今のところ私が知っている演奏は2つしかないのでお勧めというほど語れないが、今後いろいろCDを集めてみて感想をここに書いていこうと思う。
今、これを書きながら聴いているのは、ムター/カラヤン/ベルリンフィルの1981年録音のものである。
最初、このカラヤン盤を聴いたときの感想は、「コンチェルトというよりもシンフォニーのVnソロ付きだな」というものだった。Vnソロを聴こうとすると、オケがうるさい感じがした。
しかし今聴いていると、うるさいというよりは、良く鳴っているオケが心地よいかもしれない。近年、オーケストラを室内楽チックに扱ったり、古楽器を使ったり、またはそれ風の奏法を用いたりすることが流行ったりしているみたいだが、この演奏はそういうのとは対極にある演奏。 "The Orchestra" の響き方。そしてカラヤンらしくドラマチックな部分の表現がとてもかっこいい。例えば1楽章の最初にVnソロが出てくる直前からVnのレチタティーボとオケの掛け合い部分のかっこよさは、非常にカラヤン的で期待を裏切らない演奏である。また、フルートが私の最も好きなツェラーなところも個人的にうれしい。ツェラーのフルートは本当に美しい。全体として、オケはお手本にしていい演奏だろう。ちなみに同じCDに入っているドッペルコンチェルトもかっこいいです。ツェラーのフルートも美しい。
あ、肝心のムターですが・・・うまいし、音も綺麗ですが、私にはあまり感動が伝わりませんでした・・・
もうひとつ持っているCDは、ヒラリー・ハーン/マリナー/アカデミーなんとか、のもの。
ハーン本人がバッハが好きと言っている通り、バッハを演奏するのと同じようなとても丁寧で端正な美しい演奏。Vnソロはムターよりもこちらの方が好き。ただ、マリナーのオケは単なる伴奏になってしまっていてとてもつまらない。なんというか、ペルチャッハの大自然が感じられない。こういう演奏にはしたくないという見本である。
あと、他に聴いてみたいヴァイオリニストは、グリュミオー、ヴェンゲーロフなど。
また聴いたら報告します。
2007年3月22日木曜日
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