2017年10月22日日曜日

パイプオルガンのビブラートと古楽器のビブラート

今日NHKを見ていたら鈴木さんというオルガン弾きがドイツの由緒正しきオルガンの弾き歩きをしている番組があったが、その中で「美しいフルート管」が付いているという楽器を演奏している時、明らかにそのフルート管と思われる音色を使っている時に、ビブラートがかかっていた。

古楽のフルートは装飾的なビブラート以外は使わないはずだと思っていたが、このテレビで聴いた音は自分たちが今吹いている奏法のビブラートと本質的に変わらないと思った。このパイプオルガンのこのビブラート機構がいつから付いているのか調べたら、その当時の少なくともそのオルガン製作者のフルートに対する音色とビブラートの認識が明らかになるはずだ。そういう切り口で研究したら、現在横行中のピリオド奏法に風穴が開くのではないかと思っている。

UR賃貸のトイレの故障

UR賃貸に住んでいる。トイレのタンクの水洗レバーが、鈍い感触と共に空回りするようになり、水が流れなくなった。管理会社のJSに連絡すると、折り返しTCSという委託会社から連絡が来て、この部位の故障は入居者負担だという。今日は日曜日なので、出張費が2000円上乗せされて、総額9000円くらいになるそうだ。こんな場所、通常使用の経年劣化なんだから入居者の全額負担なんておかしいと思うのだが。

TCSの方にはいろいろと確認してもらって何度も電話をしていただいたが、UR側の規定で入居者負担に分類される故障部位のため、UR側と交渉するしかなく、日曜日の本日はURは休みなので、とりあえず修理は見送りにしてもらった。無償で時間を割いていただいたTCSとさらにその委託会社の方には感謝。

さて、とはいえ毎回バケツで水洗するのは結構しんどくて、調べた。トイレのタンクのメーカーと型番。老眼で四苦八苦しているところ、息子が読み上げてくれた。INAX DT-810Zというものだったが、INAXの マルチ洗浄ハンドル[TF-10A] という製品が、交換部品として適合することがわかった。なんとこれは他社のTOTOも含めた各種タンクに対応しているすぐれものだが、お値段は約3000円とちと高い。

台風21号の雨の中、自宅から数駅のホームセンターまで行き、買ってきて、自分で修理した。結果は、前よりも水量の調整とかうまく行って使い勝手が良くなった。息子も準備、後片付け、採寸、シール貼り等、大活躍してくれた。あとで小遣いをやろう。

UR側の規定には納得が行かず、とことん闘おうと思っていたが、いざ、DIYしてみると、どうでもよくなった。自分の修理結果を家族に自画自賛して悦に入っている自分がそこにいる。多分、机上で悶々としていたら、得られない満足感なので、3000円(実際にはちょこっとだけ必要となるモンキーレンチも新調したので4000円超)の授業料と思えば、まあ良いか。

ところで、水道トラブルの修理やさんも調べてみたが8000円〜というのは普通のようだ。この金額、昨日MTBを買った時に20%引きセールでお得になった金額に近くて、「えー、せっかくお得になった分がトイレに飛んでくの?」という、とても悲しい気分になり、このことも自分をDIYに駆り立てたのだと思う。金額的にはそんなに激安にはならなかったが、だいたい半額にはおさまったし水洗の調子もよくなったし、なによりタンクの構造がよくわかって今後のトラブルも怖くなくなったので、良かったということにしよう。

MATTS 6.5-V

スポーツオーソリティで、メリダのMATTS 6.5-Vを購入した。そもそもスポーツオーソリティというところで自転車を売っているとは知らなかった。

今年の夏の旅行の時に、国営アルプスあづみの公園にあるマウンテンバイクパークで初めてMTBに乗って感動し、成人病予防のフィットネス目的で手元の1万円の(オンボロ)シティサイクルで運動し始め、だんだんと自転車購入熱が高まっていた今日このごろ、メリダのMTBに興味を持ち、26インチVブレーキの当モデル(メリダの最下位MTB)と図書館で借りた10年くらい前のMTB入門書がリンクし、現物を見たくてメーカーHPの店舗検索をしたところ、スポーツオーソリティなる場所にあるらしいことがわかった。

その店は今年の夏の終わりにたまたま入ってランニング用のTシャツをタイムセールでかなりお得に購入したことがある店だが、その時に店内を見て回っときには自転車なんてなかったはずだった。しかし、今回検索後に尋ねてみるとアウトドアコーナーの奥にそれはあったのだ。そしてそこには2台のMATTS 6.5-Vがあった。Webカタログからイメージしていた以上にかっこよかった。

最近、近所の自転車店をいろいろ見て回って、展示されているMTBの、なんとなく手に取りやすいブレーキレバーを握ってみると、個体によって感触がだいぶ違う。大抵は、ワイヤーがギザギザとすれるような感触のものがほとんどだ(油圧式のものは除く)。ごく一部は、スムーズに動くものもあった。展示品は未調整だから、購入が決まってきちんと調整すればスムーズになるんだろうな、けど、展示品だからとはいえ、ちょっと雑な印象をもってしまうな、と感じた。

しかし、スポーツオーソリティにあった2台のMATTS 6.5-Vは、いずれのブレーキレバーも大変にスムーズだった。これはこのモデルの素性がよいのか、この店の扱いがよいのか、私は後者であると信じることにした。ただ、値札はほぼ定価となっていて、これではネットで買って「雑な店」で受け取るしかないと思っていた。ところが、それから暫くしてつい先日、急に思い立って会社帰りにそのスポーツオーソリティを覗いたところ、なんとMATTSが20%OFFとなっている。店員と話して跨がらせてもらい、とても気に入ったものの、その場では流石に購入をためらい数日間悶々としていたのだが、なんとこの金曜日からはその値段からさらに20%OFFのセールが始まっているということに今日ネットを見ていて気づいた。あわてて電車に乗りその店に行き、購入してしまった。在庫処分なので2018モデルではないが、問題ない。

ところで、なぜMATTS 6.5-Vがいいのか。
  1. 26インチはかつてのMTBスタンダードだ。最下位モデルではあるもののメリダのカタログでの扱いがそのコンセプトとなっていたことに好感を覚えた。ジャイアントの26インチ(SNAP)などは、もっとエントリーモデル志向で、ちょっとコンセプトが違うと感じた。
  2. Vブレーキ。これもかつてのMTBスタンダードだし、街乗りメインではディスクブレーキは不要だと思った。それにメカニカル・ディスクブレーキはなんとなく中途半端に感じた。
  3. 27.5インチは背が低い(そして足も短い)自分にはサイズが合わなかった。いろいろ試したわけではないが、メリダのBIG.SEVEN 20-MD の 43cm は、適正身長範囲なのに、サドルを一番低くしても足が届かなかった。一番小さいフレーム(38cm)にすれば大丈夫とは思うが、タイヤとはアンバランスなデザインとなる。一方、MATTSの中間サイズの41cmはジャストフィットだった。
  4. スタンド付き、ロック付き、オフも走れるがオンロード寄りのタイヤであり、街乗り中心のエントリーモデルとしてはパーフェクトと思えるところ。一方、BIG.SEVENのタイヤは転がすとゴロゴロ言った。
なによりも、思い立って実店舗に足を運んだら、実商品がそこにあり、色もデザインもサイズも自分にピッタリで、そこに折しもセールが始まってしまったら、これはもう運命と言うより外にはないだろう。また、ネットでいくら吟味しても、巡り会えない出会いというものがあるのだな、とも思った。


2017年2月16日木曜日

MintのXfceはやめた、など。

  1. Mint Xfce はアンインストール(単に消)した。理由はデザインが好きになれなかったから。また、軽いというメリットを考えると、Lubuntuのほうがデザイン含めてバランスがよい。というわけで、当面はNJ1000ではMint MATEとLubuntuの2つを入れた状態で使い分けようと思う。
  2. ブルクミュラー25の練習曲のCDを買った。息子のレッスンがようやくこのフェーズに入ったので、お手本を仕入れた。クリストフ・エッシェンバッハの演奏なのだが、これが非常によい。観賞用CDとして十分に使える。良い演奏を聴くことは楽器を練習する以前に大切だ。赤ちゃんが言葉を覚えるのだって、大人が普通に話すのを聞いてだ(赤ちゃん言葉で語りかける大人を私は否定する)。赤ちゃんはだいぶ大きくなるまでうまく話せない。聞いて聞いて聞きまくって、ようやくまともに喋れるのだ。楽器も同様に聴いて聴いて聴きまくって、下手で下手で下手過ぎる自己嫌悪を乗り越えて、上手くなるのだ。
  3. 1975年に録音されたランパルのソロ曲のCDも同時に買った。圧倒される演奏だった。フルート初心者の時からこの演奏を知っていたら、私のフルート人生は違ったものになったかもしれない。ツェラーやシュルツやゴールウェイをいくら聴いても、この境地はないんだ。人生やりなおしたい気分だ。

2017年1月30日月曜日

Linux Mint 18.1 “Serena” Xfce

Linux Mint 18.1 “Serena” Xfce が1/27にリリースされたらしいので、早速NJ1000に入れてみた。Xfceは軽いと評判だったが確かにMATEよりも軽い。ただしMATEもウィンドウの切り替えがかなり気になるレベルではあるものの実用範囲の軽さだ。見た目はMATEのほうが断然良いが、Xfceの軽さに惹かれる。しばらくは併用して様子を見ることとする。

ただ、ログイン画面はどちらも非常に重くて使い物にならない。ものすごく美しい画面なのだが。これはすぐに設定を変更しGTKのみというものにして実用となる。ログイン画面なんて凝らなくて良いと思うのだが・・・

2017年1月28日土曜日

Rhythmboxにflac

備忘録:Rhythmboxでflacを使えるようにする

最近書いているのとは別のPC(EPSON Endeavor na01-mini)に入れているVine Linux 6.3のRhythmboxでflacを扱いたいが、フォーマットの選択肢に出てこない。そこで、Synapticからgstreamer-plugins-good-flacをインストールしたら、flacが選択できるようになった。

これでNJ1000(Linux Mint)で最近外付けHDDに録り溜め始めたflacのCDリッピング音楽をVine側でも聴けるようになった。外付けHDD(/media/...)はミュージックフォルダの下などにシンボリックリンクにしておくと便利だ。

今までLinuxでのCDリッピングはOgg Vorbisでしていて、そこそこ満足していた。今回flacが入っているHDDを接続したことで、Rhythmbox上でそのOgg Vorbis と flac が混在するようになった。色々聴いていると、プラセボと言われようが、はやりflacの方が断然音が良い。高周波数が出ているかどうかというよりも、音の厚みに差が出る。Ogg Vorbisは綺麗な音だが遠くで鳴っている感じ。flacは生な感じがする。因みにMP3は音の劣化感はあるが厚みはあまり減らないと思う。全体に均質に劣化している。一方、Ogg Vorbisは劣化感をほとんど感じないが全体に音が痩せている感じだ。AACも似た感じがする。
結局、劣化エンコードは劣化エンコードでしかない。ストレージが潤沢なPCでこれを選択する理由はないとの結論にて、今後はflac一択と思った。すでにエンコード済みのものはどうするか決めていない。(聴き比べせずに音楽に集中すれば、これでも役にはたつので・・・)

2017年1月22日日曜日

Linux Mint

先日USBまわりでトラブルのあった Vine Linux 6.3 を載せた EPSON Endeavor NJ1000 であるが、Linux Mint 18.1 "Serena" - MATE (32-bit) に全面載せ替えを行った。 このNJ1000にはLubuntuも入れて常用していたが、それも削除してMint1本にしてみた。VineやLubuntuに比べるとややモッサリ感はあるもののそれを納得させるだけの豪華なUIであり、数時間使用した範囲では満足している。USBについても全く問題ない。ただ、ハイバネートから復帰した時にWLANのアダプタが認識されなかった。その他、デフォルトで入っているものも適切適量で、例えばLubuntuではgccすら入っていなくて、ええ?というのがあったがMintはそんなことはない。当面これを使ってみようと思う。

2017年1月15日日曜日

Vine Linux 6.3 EPSON Endeavor NJ1000 のUSB接続のWLANのトラブル

備忘録
Vine Linux 6.3で、EPSON Endeavor NJ1000 のUSB接続のWLANが使えたり使えなかったりする件。

■OSのバージョン
$cat /etc/vine-release
Vine Linux 6.3 (MALARTIC-LAGRAVIERE)

■WLANが使えなくなる原因
ehci_hcdが停止することにより、WLANのデバイスがdisconnectされる。
以下のようなdmesgが表示される。

ehci_hcd 0000:00:13.2: force halt; handshake f7c2a014 00004000 00000000 -> -110
ehci_hcd 0000:00:13.2: HC died; cleaning up
  : (中略)
usb 1-6: USB disconnect, device number 4

■使えなかった場合の暫定復旧方法
以下のコマンドで、 停止したモジュールを取り外す。

sudo modprobe -r ehci_hcd

ただし、USB2.0が使えなくなるという制約事項がある。以下のように ohci_hcd での接続で、full-speed となる。
(dmesgより)
usb 3-3: new full-speed USB device number 3 using ohci_hcd
usb 3-3: New USB device found, idVendor=0b05, idProduct=171b
usb 3-3: New USB device strings: Mfr=16, Product=32, SerialNumber=0
usb 3-3: Product: USB2.0 WLAN
usb 3-3: Manufacturer: ASUS
usb 3-3: reset full-speed USB device number 3 using ohci_hcd

■対症療法的回避策
USB HDD や DVDドライブを接続して起動すると再現しない。
また電源OFF/ONした場合に数回に1度は問題ない場合がある。

以上


NetBeansのメニュー等のフォントサイズ

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