2019年10月9日水曜日

二度目の城山湖でセンパイMTBライダーとの出会い

先週末土曜日(2019年10月5日)、二度目の城山湖で、素敵な出会いがあった。70歳と54歳のセンパイMTBライダーが、城山湖のコミュニティ広場の地図の前で次の行程を考えている私に、お声がけくださったのだ。

「この後どこにいくんですか。よかったら、これから一緒に山に行きませんか。」

私はたじろいだ。今日は、地元の散策を一通りして、帰ろうと思ったが魔が差して、とりあえず城山湖に行ってみて満足し、そろそろ帰ろうと思っていたところだった。それに、日ごろのMTBのメンテナンスを怠っていたので、フロントのディレーラーをインナーにすると後輪に擦ってしまうので利用できない状態だった。

「大丈夫、ちょっとした登りだし、ゆっくりでいいから」

そう、今日私は朝出発するときに、MTBにするか、クロスバイクにするか迷って、MTBにしたのだ。なぜなら、もしもちょっとしたトレイルを見つけたら、すぐに入っていけるように。靴も山の中で歩く可能性も考えて、トレッキングシューズにした。そんな出で立ちだったからこそ、声をかけていただけたのだった。結局、自分ではトレイルを見つけることができなかったので、このお誘いは、願ったりかなったりの棚ぼた的なもので、断ったらほんともったいないと思った。ちょっと迷った末、連れて行ってもらうことに。

そしたら、いきなり舗装路を猛スピードで下って行った。どんどん下って行った。下るということは上るわけで。とにかくついていき、最初のトレイルへ。フロント・インナーが使えないこともあり、斜度のキツイ登りは無理だった。何度も足を付き、ヘロヘロの私だったが、お二方は最後まで優しく指導してくださった。その登りで終わりかと思えば、まだまだ。ダウンヒルあり、崖沿いの細い道あり、そして、ザ・トレイルという感じのいい山道あり、完全にバテてしまって上り坂はほとんど漕げなくなってしまったが、本当に楽しい時間を過ごさせていただけた。

今週末は台風だし、翌週はIPAの試験(ネスペ)だから、その次あたりにまたご一緒できたらよいなと思っている。

自転車を始めて2年。継続していれば、こんな素晴らしいこともあるんだな、と思った。

2019年9月29日日曜日

城山湖 Hill climb

2019年9月22日、初めて城山湖に行ってみた。自宅から往復30kmほどの距離で比較的近いので、いつか行ってみたいと思っていたのだが、Hill climb 初級コースとして割と有名で多くのロードバイクが集まる場所のようなので、MTB/クロスバイクな自分は少し気後れしていた。しかし、最近は近所の小さなUp/Downでよくトレーニングしていて自信もついてきたので、思い切って行ってみた。

町田街道をひたすら西に行って、相原十字路を左折、少し行ったところで、町屋という交差点を右折、あとはひたすら道なりに。いわゆる小松ルートという一番初級のコースだと思う。小松交差点を過ぎ、コスモス園を過ぎると緩やかな登りの直線が続き、少し道幅が狭くなってから、本格的な山登りとなる。10%~15%程度が途中の発電所の施設があるところまで続く。近所のUp/Downコースにもこの程度の坂道はあるが、こんなに長く連続するわけではないため、やはり、キツイ。途中で足を付きたくなるが、そんな時はギアを一段落として頑張る。最終的には一番軽いギアでキコキコ頑張って、足はつかなかった。途中で下りのローディ軍団とすれ違い、先頭の人が明るく挨拶してくれたので、私も挨拶を数回返したが、後続のローディたちは黙々と漕いでいて挨拶は返ってこなかった。

発電所のところで、左に旋回する道と、発電所を右手に見ながら直進する道があり、少し迷ったので、いったん停止。結局直進でよかったのだが、ここでよい休憩となった。しかし、その後、城山湖駐車場まではあまりキツイ坂ではないので、ここで休憩しなくても行けるはずと思う。次回はチャレンジしたい。

今回はクロスバイクだったが、近くにトレイルがありそうならば、MTBでも来てみたい。また、いずれはロードバイクも欲しいと思う。

町屋交差点。左手の町田街道方面から来て、横断歩道を渡ったところにある自販機で水を買ったところ。

小松交差点。この後緩やかな登りの直線となっている。

城山湖駐車場に到着。



帰り道、小松交差点近くのコスモス園。バイクは、メリダ CROSSWAY 100-R (41cmサイズ)



2019年9月23日月曜日

ブッフビンダーのベートーヴェン、読響、マラ5

2019年9月21日、東京芸術劇場にて読響のコンサートを聴きに行った。

プログラム
第220回土曜マチネーシリーズ
2019 9.21〈土〉 14:00  東京芸術劇場
指揮=セバスティアン・ヴァイグレ
ピアノ=ルドルフ・ブッフビンダー
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調

私はブッフビンダーが好きなので、この公演を聴きに行った。マラ5はおまけのつもりだったのだが・・・

順を追って感想を。

ブッフビンダーのベートヴェン

ご存じの通り、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番は、1番、3番、5番のように壮大な曲ではなくて、言い換えると、ダイナミクスで持っていく曲ではなくて、繊細な美しさで勝負する曲である。東京芸術劇場のような大ホールでは、なかなか表現が難しい曲だと言える。なぜなら、ホールの残響のなかに音の粒が溶け込んでしまいがちで、注意深く聴いていないと結局ダイナミクスの表現しかわからないということになりかねないからだ。貧乏人の私が取った席はB席で、2階席、左側、最後方だったので、余計にそれを感じる場所だった。

しかしである。ブッフビンダーの表現力にかかると、その残響の中に、確かにその美しい音の粒を拾うことができるのである。彼の音楽表現には、全くと言って、自己顕示がない。この自己顕示というのは「私はこんなに作曲者のことを勉強してものすごく普遍性の高い演奏をしていますよ!」というような押しつけがましいものも含む。ピリオド奏法なんかもその部類かもしれない。それはさておき、ブッフビンダーの演奏は、もちろん、研究されつくした普遍性の高い演奏であり、決して自己顕示はしていないが、決して非人間的でもなく、ただただ美しい音のの並びがそこにある。あれだけの大ホールなのに、その音楽表現は隅々にまで行きわたる瑞々しさがある。左手の力強さもある。アルペジオの中に潜むポリフォニーに自然な強調がある。素晴らしかった。アンコールは、悲愴ソナタの第3楽章だったが、これも全く同じ意味で感動した。付け加えるならば、この曲が持つダイナミクス型の聴かせどころも素晴らしかった。

1つ、苦言。お客のマナーが悪かった。具体的には静かに聴いていられない人が多すぎ。特にこの曲は耳を澄ましていないと、この大ホールでは良さがなかなか伝わってこないので、そういう人たちは非常に損をしてことになると思う。

読響×ヴァイグレ

このコンサートはブッフビンダーを聴くことが目的で、マラ5、もっと言えば読響はおまけのつもりだった。さらに言えばヴァイグレという指揮者もまったく眼中になく、予備知識もなかった。しかし、ベートーヴェンを聴いているときから、薄々、おや?と感じていた。コンチェルトの指揮もオケも簡単じゃないが、ブッフビンダーの素晴らしい音楽にピッタリつけられていた。例えば冒頭のピアノのすぐあとに入るオケのドルチェからして素晴らしかったし、終楽章の最初のテーマのヴァイオリンの上行形のおしゃれな抜き方とか、「お、ひょっとしてこの指揮者、できる?」と思わせるものがあった。よくあるピアノソロが速いスケールをやってからオケが入るような部分(芸大生時代の山田和樹がスカッドミサイルにパトリオットをぶつけるようなものと表現していた)の指揮も見事に決まっていたし、技術も高い。

マラ5に関しては長い曲なので改めて予習として、アバド、ベルリンフィルのライブ録音を出かける前に聴いていたのだが、妻に、「ベルリンフィルなんて聴いてしまったら、日本のオケが見劣りしてしまうのでは?」という趣旨のことを言われて、私も「まあまあ、そうかもしれないけど、一応予習必要だから」くらいの感じで受け流していた。しかし、実際の読響の演奏を聴いて、まず最初にこのようなやり取りを恥じて、そして謝罪したい。いまや音楽の世界もグローバル化していて、音楽表現の標準語も世界中に行きわたっていると思う。もはや「味噌汁臭い」日本のオケはないのかもしれない。その点でまず誤解があり、実際の演奏ではなんら問題なかった。それだけじゃない。マラ5と言えばトランペットのソロだが、この上手さが半端なかった。音を外す外さないのレベルを超えて、音色、音量、音楽表現、どれをとっても、少なくともオーディオ装置を通したベルリンフィルを聴くよりも何倍も価値のあるものだった。生の音であることのアドバンテージというか、バイアスというか、その分を差し引いても、ある程度張り合えるんじゃないだろうか。トランペットだけじゃない。ホルンも、トロボーンも、チューバもすごい。オーボエは素晴らしかったが団員名簿を見ると女性の首席はいないようなのでトラ?、フルートは普通にうまかった、クラとファゴットはあまり印象はなかった、チェロがものすごくうまい、弦楽器全体的にうまい、そして、指揮者。神経質な表現は一切なく、奏者がのびのびと演奏できるような指揮の仕方であり、バトンの中でオケが自由に泳ぎ回るも、ちゃんと指揮者自身のやりたい表現の方に向かっている。曲の解釈は全て適切で、ブッフビンダーと同じく自己顕示は全く感じられず、ただそこにはマーラーの音楽だけが存在する感じだった。そして、これは重要なことだが、ベートーヴェンとは違い、マーラーの音楽はエンターテインメント性が強いのであるが、その意味でも素晴らしかった。具体的には金管と打楽器のパワーであったり、楽器の掛け合いの音場的あるいは視覚的な面白さであったり、そういう楽しみ方が自然にできるのも、音程、テンポ、リズム、メロディーの歌い方全てに不安定さがないから。あとで解説を見て知った。このお方は、ベルリン国立歌劇場の首席ホルン奏者出身であることを。なるほどである。

読響はものすごくうまいことが分かった。そして、ヴァイグレという素晴らしい指揮者がこの世に存在することを知った。よいコンサートに巡り合えてよかった。




2019年9月9日月曜日

ビール工場見学~サントリー <天然水のビール工場> 東京・武蔵野ブルワリー

昨日の日曜日に、東京都府中市にあるサントリーのビール工場見学に行ってきた(2度目)。京王線/JR南武線の分倍河原駅にシャトルバスが来て、およそ8分で工場まで連れて行ってくれる。見学、送迎、そして試飲まで込みで、無料だ。ただでおいしいビールが飲めるだけでも幸せだが、見学もちゃんとしたガイドツアーとなっていて、ちょっとしたレジャーとして十分に楽しい。子連もOK。試飲会ではソフトドリンクも用意される。

最後の「試飲会」でおいしいビールを3杯も飲ませてもらえるので、サントリーの回し者に洗脳されてしまう。

ツアーの最初に見せられたビデオでは、『どのお酒も、ソフトドリンクもおいしい水がなければ成り立たない、だからサントリーは水を作る=森を育てることもやっている、そもそもおいしい天然水のある場所に工場を作っている、100%天然水にこだわる』といったメッセージを刷り込まれる。そして一通りの製造工程を見学させてもらって、最後に大試飲会で、ザ・プレミアム・モルツ、香るエール、マスターズドリームの3杯を飲ませてもらうと、『なるほど、天然水のクリアな味!』となるわけである。そして、我が家では最初に見学に行った時から、ほぼ、サントリーの(第3の)ビールばかり飲んでいるわけである。

これを20分間で「試飲」します。おいしいです。


2019年9月7日土曜日

蓮生寺公園の展望広場

八王子市別所にある蓮生寺公園。すぐ近所なのでよく散歩する。ちょっとした小高い山というか丘というか、があって、山頂と思われる場所に展望広場というのがある。でも、周りは木々に囲まれていて、ほぼ展望がない。広場、でもない。不思議な石に不思議な絵が彫り込んである。ここで、ユン・ユン・ユン・ユン、ファン・ファン・ファン・ファン・・・と言っていたら、息子に怖いからやめろ、と言われた。広場から一歩奥に入った道端には大きなキノコ(たぶん食べられないやつ)が生えていた。


公園に入る前、蓮生寺公園通りの道端の草(名前はわからない)。

蓮生寺公園通りから展望広場への登り口。このあたりにしては、大きな桑がある。蚕の飼育授業で持ち帰っている小学生には貴重な採取スポットかも。

桑の葉。これはこの辺ではかなり大きい。

突き当りが展望広場。


奇妙な彫刻。

ユンユンユンユン・・・



2019年9月3日火曜日

Vブレーキ音鳴り再調整

先日、クロスバイクのVブレーキ交換をしたが、音鳴りが結構してしまうため、試行錯誤で再調整をした。

音鳴りは

キーキーというよりも、ブーンとかギューンとか、そんな感じの結構大きな音だ。フロントブレーキなのだが、低速の時と巡航速度から少し強めに制動したときに鳴る。ゴムのビビり音がフレームに共鳴している感じだ。

角度を色々変えてみた

いわゆる「トーイン」がいいということは聞いていたので、始めからそのようなセッティングにしていたつもりだったのだが、改めていじってみる。しかし、なかなか改善しない。ちょっとググると、シマノのやつなら音鳴りがあまりしないらしい。やはりアリゲーターは失敗だったのか。

トーインは思い切りが必要

それでも諦めずに試行錯誤を続けてみたところ、最終的に音鳴りをゼロにはできなかったのだが、相当に軽減する方法がやっとわかった。色々いじっていた割にあまり改善しなかったのは、トーインが足りなかったから。結局、しっかりとトーインの角度を取って(後ろ側の隙間が1mm以上)、ブレーキかけ始めのリムとゴム面の接触面積を最小限にすれば、ビビりも発生しにくくなることが分かった。巡航速度(時速20~30km)くらいからリアブレーキとフロントブレーキを 7:3 ~ 6:4 くらいの力配分(あくまで感覚的に)でかける分には、「停止直前」までは音鳴りしなくなった。しかし、停止の瞬間にはどうしてもビビりが鳴ってしまう。

トーインはこんな感じ(フロント左)
トーインはこんな感じ(フロント右)

時間が解決してくれるのか、それとも台座の剛性不足なのか

ゴムのビビりが発生してしまうのは、まだゴム面とリム面とが馴染んでいないからだけなのかもしれない。そうであれば、時間が解決してくれる問題だ。でも、調べてみると、台座の剛性不足が原因の場合もあるようだ。その場合は、Vブレーキブースターなるものが必要となりそうだ。ま、しばらくこれで様子を見よう。


2019年9月1日日曜日

多摩サイの青柳稲荷神社

久しぶりに多摩サイの浅川合流点よりも上流側を少しだけサイクリングした。浅川から多摩川に入り、府中四谷橋を渡って左岸のサイクリングロードを上流に向かって走る。サイクリングロードとは言っても自転車専用ではなく、歩行者と共用だ。歩行者が道の両端側、自転車が中央側を走るように区分けされている。もちろん歩行者優先であり、歩行者が居れば徐行が基本なのだが、ゆっくり歩いている人は皆無に近く、ランナーがマナーよく道の端をまばらに走っているだけなので、ほとんどの区間でスピードを出して走ることができる。因みに、浅川のサイクリングロードの通行帯はこれとは異なり、道を半分に区切って自転車帯と歩行者帯を分けていて、赤い色に塗ってあるほうが歩行者用なのだが、歩行者の方々は直感的に赤く塗っていない方を歩いている場合がほとんどで、ちょっと困る。自転車がよけるべきなので、結局、赤く塗ってある歩行者帯にはみ出さざるを得なくなるシチュエーションが多い。これは人間工学に基づいて見直してほしい。

そんなことはともかく、府中四谷橋から多摩川左岸を遡っていく。甲州街道をくぐり、中央自動車道をくぐったあたりでサイクリングロードがいったん途切れるので一般道を迂回するのだが、その沿道に神社があり、いつも気になっていた。今日は朝食前のサイクリングなので、20km程度で抑えておきたかったので(実際は27kmほど走ったが)、この神社でお参りをして引き返すことにした。青柳稲荷神社だ。たまたま持ち合わせていた小銭30円ほどをお賽銭として納めた。
青柳稲荷神社とメリダ CROSSWAY 100-R (41cmサイズ)

家に帰ってちょっとググったら、「金運パワースポット」と書いてあるサイトがあった。そういうことなら、30円なんてケチらずに、100円玉にしておけばよかった。(100円玉はその時に持っていたが、非ブルジョアジーの私にとっては、「たまたま持ち合わせた小銭」扱いではない)

2019年8月27日火曜日

アルペジョーネソナタ初合わせとFYL-584H

日曜日にピアノとアルペジョーネソナタの初合わせをした。第一候補のYFL-584Hで臨んだが、ピアノの人にもその家族にも、すこぶる評判が良かった。やっぱり自分ではこの楽器が他の楽器に比べて「音色」が素晴らしいとは思えないし、色々吹きづらい点はあるのだが、音量のコントロールがしやすい点と音色に癖がない点は優れていると思っている。フルートの音色は、フルートをやっている人間にとっては、デーハーな音が好まれる傾向にある(根拠なし)と思うのだが、そうでない人にとっては、癖のない音のほうが好まれるのかもしれない。私のフルートを「美しい」と評していただけた。もう迷うことなく、この楽器で行こうと決めた。

一つ思うこと。

演奏が美しく聴こえるかどうかの決め手は、いわゆる「音色」では ないのではないかという気がする。1つのフレーズを適切な音量変化と音程と普通の音色で吹き通した時に、初めて「美しい」演奏になるのだと思う。言葉で説明するのは難しいのだが、例えば、逆に「美しくない」例としては、極端な「後押し」をする、つまり、適切な音量変化ではない場合などが挙げられる。この場合、いわゆる音色が美しくても、演奏としては美しくないということになる。フルートをやっている人は、音色がきれいならばこのような問題は無視してしまう傾向にある(根拠なし)が、一般の人は厳しく評価すると思う。こういう後押し系は、いわゆる、押しつけがましい演奏スタイルとなってしまうのだと思う。一方、自分の演奏が、安い楽器でも美しいと言ってもらえたのは、演奏スタイルが良かったからだと推測している。そして、安い楽器だからこそ、余計な事(もっと鳴らしてやろうとか、音色に変化をつけてやろうとか、そういうこと)を考えずに、正しい音量、音程、フレージングに集中できるのではないかというのが、私の考えである。そう、安物楽器の正当化、非ブルジョワジー礼賛主義である。

次の問題は、このアルペジョーネソナタをどの編曲で演奏するかである。今使っているのは昔に買った日本フルートクラブのものだが、色々間違い等もあり使いにくい。これをベースにパユのCDを真似て吹いているが、パユが使っている版ってなんだろう?オリジナル編曲なのだろうか?今度新宿のムラマツで聞いてみよう。

2019年8月24日土曜日

総銀製のFYL-61と頭部管銀のYFL-584Hとアルペジョーネソナタ

だいぶ前の2013年にこんな記事を書いたあと、実は、YFL-61という総銀製の中古楽器を手に入れていた。2015年暮れのことだ。そして総銀製についてうんぬんしていた記事の続きも全然かけていない。

まず、YFL-61という楽器について。これは、購入した中古屋さん(イシバシ楽器)によると、1970年代にヤマハでは初めて作られたハンドメイドフルートとのこと。仕様は、総銀、インラインリングキーでC足部管(以下RC)、もちろんEメカなし。何でこれを買ったかというと、中古屋さんのページを見ていて、やっすい総銀製RC仕様のしかもOH済みの楽器があるなー、総銀製も試してみないと、「総銀製についてうんぬんしていた記事」の続きが書けないし、ということで店舗に足を運び、試奏したところ、一目ぼれしてしまったからである。頭部管に凹み修理跡があるのが気になる点ではあったが、そのキーの軽さと音色の美しさ、そして安さとRC仕様、二度と出会えないかもしれないと思い、買った。その後1年の保証期間をフル活用して、親指キーのガタ直しなどもしてもらい、なかなかのコンディションとなった。残念ながら、光が丘管弦楽団ではデビューし損なったが、ふじみ野のオペラ本番では活躍してくれたし、ピアノの友人との自主ジョイントコンサートも2回ほどこなして、まずまずの結果を出してくれている。

ただこのYFL-61という楽器、一つ大きな難点がある。それは、リングキーの穴がでかい事だ。自分で思うのはもちろんだが、オペラで一緒に吹いた人にも言われたし、楽器調整に持ち込んだミヤザワフルート アトリエ東京のリペアマンにも言われた。で、そのおかげと思うが、最低音域の右手3本指が開き切らず、塞ぎきれなくて音がカスる事象が頻発する。ここがなかなか克服できないが、それ以外はとても気に入っている。音色の美しさとそのコントロール性、キー操作のタッチの良さから、やはり、「総銀製」はいいんだな、と思わせる楽器だ。

だけど。2012年から使い続けているもう一つの楽器である YFL-584H(頭部管銀、インラインリング+H足部管=RH、Eメカなし)も別の良さがある。「総銀製についてうんぬんしていた記事」に書いているとおり、ポイントをしっかり当てないと鳴らないが、鳴ればしっかりとした音量で響かせることができる。すごく美しいという音はなかなか出せないが、安定した音色で音量のコントロールがしっかりできる。総銀のYFL-61が音色中心で音楽を構築していくタイプだとしたら、こちらのYFL-584Hは、ダイナミクスで音楽を構築していくタイプといえる。これは材質の問題よりも、H足部管であることと、白銅製の楽器が若干、管厚が厚いことも影響しているように思える。

ここで、やっと今日書きたかったテーマに辿り着く。

来年あたりに先述のピアノ友人コンサートで、シューベルトのアルペジョーネソナタをやろうという計画があり、最近さらい始めたわけだが、この2本の楽器、総銀ハンドメイドのYFL-61と頭部管銀セミハンドメイドのYFL-584Hとのどちらを用いるべきかというのが非常に悩ましい。最初のテーマのメロディーを吹くだけであれば、「圧倒的」に前者だ。音色で音楽を作っていきたいと思えばこれ一択だ。でも、このメロディーを含めて、シューベルトの音楽は本当にそれでいいんだろうか、という思いがある。美しい音楽は音楽それ自体が美しいのであり、音色の変化による過度な装飾は不要なのではないかと。それよりも、無垢な音色、安定した音色と音量を持つ後者の楽器のほうがふさわしいのではないか。そしてなにより、たった半音ではあるが、H足部管であればオクターブ上げずに済む箇所が数か所存在する。今のところ、後者を第一候補で考えている。


2019年8月18日日曜日

クロスバイクのVブレーキシュー交換

クロスバイクのVブレーキシューを交換した。MTBのほうで調子がよかったので、同じアリゲーターのやつ(VB-620)を使った。これは安くてよい。よくいろんなレビューで、シマノのは効き方がカッチリする感じだというが、このアリゲーターのは、たぶんその正反対。グニューっという感じで効く。でも良く効くし、コントロール性も悪くないと思う。何より安いのがいい。ところで、対象のバイクは、メリダの CROSSWAY 100-R なのだが、最初からついているブレーキシューというのがほんとに酷い。効きが悪いわけではないので安全性に問題はないが、とにかく音が酷い。ブレーキシューだけに?「シューー」って音が大きくて、リムを削り取っているのではないかというくらい。そして減りも早い。今回交換してだいぶ良くなった。



交換後

その後の再調整の話はこちら

2019年8月17日土曜日

NewPC - E203MA-4000G 11.6型

久しぶりに新しいPCを買った。モバイルPC。用途は自宅のリビングで(今そうしているように)家族とテレビを見ながらだらだらとPCを使うとか(今そうしているように)ブログを書いたりとかするため。これまではスマホがその役回りだったのだが、老眼のためにネットを見るのは難しくなってきたし、ブログを書けるほどに入力も上手ではなかったので、PCが欲しくなった。

少し前に探した時にはどれもいまいちだったのだが、今回は割とすぐに良い機種が見つかった。もしかしたら無意識にハードルを下げていたのかもしれないが。

今回選んだPCを選択する際の条件
・ネットが見れればよい。
・個人ファイルはローカル保存しない。
・リビングで使うのでもACアダプタにはつなぎたくない。
・バッテリーは4時間くらいは連続使用に耐えてほしい。
・ファンレスがよい
・リビングダイニングのテーブルでも邪魔にならない大きさがよい
・キーボードはちゃんとしててほしい。
・実売3万円台前半まで。

レノボあたりが安い機種があったが、今時は風評かもしれないが中国企業を選ぶのは勇気が要る。

信頼できる国、メーカーでかつ安いとなると、台湾のASUSということになり(台湾びいきはメリダの自転車を使っているせいもあるかも)、楽天のポイント10倍というのもあって、以下の機種を選んだ。今日届いた。

E203MA-4000G 11.6型








感想
・画面の大きさは老眼でも大丈夫
・フットプリントが十分小さく、邪魔にならない(14型とかにしなくてよかった)
・キーボードが意外によい。キートップの質感とスプリングの重さがちょうどよい。
・バッテリーは液晶を明るくすると持たなそうだが暗いと老眼につらい。
・処理速度は今こうしてブログを書いている分にはまったく問題ない。
・キングソフトのWPSというオフィスソフトの製品版が付属しているのがよい。

良好良好

ちなみに、先に検討候補に挙がっていたのは

L406SA-S43060G 14.0型

という機種で、かなりよさげだったのだが、CPUが1世代前だったし、ASUSですでにディスコンだったし、何より買おうと思ってお気に入りにまで入れておいたビックカメラ.comがいざカートに入れようと思ったら品切れになってしまったというのがあって、急遽 E203MA-4000G 11.6型 をリサーチして2日くらい悩んでいたところ、先述の通り、折りしも楽天でJoshinでポイント10倍が始まってしまったので、通勤途中にスマホからポチってしまった。最後まで11.6型であること(老眼なので)を心配したのだが、杞憂だった。14.0型だったら邪魔だったろうし、CPUの世代って経験的に結構体感に効いて来ることがあるし。
よかったよかった。

2019年8月2日金曜日

マチュー・デュフォー フルート・リサイタル

2019年8月1日、マチュー・デュフォー フルート・リサイタル をトッパンホールで聴いた。忘れないうちに感想を簡単にメモる。

最近、フルートの表現力なんて大したことなくて、もういいかな、って思っていたが、今日の演奏を聴いて、目が覚めた。フルートの、もっと言えば音楽が表現できることって、こんなにあるのに、狭い世界に生きてそのことに気づけていなかった自分が本当に不幸だ(だった)と思った。今日これを聴けたおかげで、不幸のどん底から這い上がった気分。

デュフォーの演奏は、(フルート関係者みんなが欲しい)テクニック的なことはできるのが当たり前で、そんなところにはほとんど頓着なく(いや、演奏開始前にかなり長くとっている精神統一タイムで頓着しつくして)、その上の「音楽としてどう表現するか」に全てのリソースを差し向けていた。端的に言えば、音色とダイナミックスの表現を、その曲のその部分で伴奏との絡みも含めていかに適切に使い分けるか、それがまさに職人芸的にほとんどパーフェクトにできていた。

表現技術の職人芸だけではない。その音楽解釈そのものも素晴らしい。前半「フランスもの」、後半「ドイツ・オーストリアもの」というプログラム構成、それに合わせたモードスイッチが素晴らしい。前半は、自身の得意技領域であり、特に最初のプーランクの見事さと言ったら・・・でも、第1楽章の特徴的な音階上昇の最初の音を大げさにテヌートするなど今までのデュフォーとは違った一面もあったが、私にはこれは「ありあり」。自分でも散々さらって本番もやった曲だが、「難所をさらりとこなしているのがすごい」というレベルではなくて、もっともっと上の次元での「すごい」で、感動以外の言葉がない。ミヨーもマルタンも文句がない。

そして後半の「しぼめる花」。チューニングが低いと思ったが、案の定、最初のhが低かった。が、それは瞬時に修正され、その前後でほかに1音たりとも音程で気になった個所はなかった。すごい。で、しぼめる花も文句の付け所がないばかりか、テーマの部分は、明らかに原曲を聴いて、歌詞の内容を理解している、そういう表現の演奏で、表面的に美しく吹こうとか、そういうものは一切感じられない、ただただ音楽のしもべになっている演奏だった。

次の「ウンディーネ」だが。これは、巷のyoutubeで流れているプロだかセミプロだかよくわからない人たちのほとんど雑音とも言える演奏たちを全て抹殺したくなる気持ちにさせる演奏だった。とにもかくにも美しいし、速いパッセージが「うるさく」ないし、ちゃんと水の精になっているし、ピアノの見せ所はちゃんと静かにしているし、ffになっても音色は美しいまま、音程も全くブレない、ロマンチックなメロディー、それがロマンチックな和声を感じながらダイナミクスと音色の変化で表現されていく。何もかもが別次元であり、フルートがこんなに表現できる楽器だったとは今まで知らなかった。この曲ではないが、今までライブで聴いた、ツェラー、シュルツ、パユ、アドリアン、工藤、どの人でも感じなかったことだ。

デュフォーは、ベルリンフィルに入る前にシカゴ響など輝かしいキャリアを持っていて、その経歴で職人芸が磨かれていることがよくわかった。オーケストラでの経験は、音楽の深い理解に寄与しているようで、ピアノが単なる伴奏ではなくて、二重奏として扱って演奏していることがよく伝わってきた。

そういえば、今回のピアニストだが、本当にうまかった。浦壁信二さん。私はピアノのことはよく知らないが、「しぼめる花」「ウンディーネ」のピアノは本当に上手だと思った。テクニック云々よりも、音楽的にデュフォーと対等だったと思う。各曲の演奏後にデュフォーが彼を讃えているようなジェスチャーを繰り返していた。

後半は大曲を2曲演奏し50分に迫るような長大なものだったのに、アンコールは3曲もやった。シューマンのロマンスイ長調、ベートーヴェンのロマンスヘ長調、そして無伴奏でヴィヴァルディ四季春1楽章のちょっと面白い編曲版と、これまた長大だったが、最後までバテていなかったのはすごい。シューマンは低音域だが全然「鳴り」は衰えず、ベートーヴェンも全音域使い、特に最後は最高音のCのピアニッシモまで完璧にこなし、ヴィヴァルディは、面白編曲ながらヴァイオリンソロの速い3連符の例の難しいやつは原曲通りの感じのアレンジだったが、これも完璧。これが日々ベルリンフィルで鍛えられているパワーなのだな、別次元だなと、そういう感想しか出なかった。

2019年5月19日日曜日

情報処理安全確保支援士と福田和代

今年の4月に情報処理安全確保支援士に登録した。しかしセキュリティ技術者は本当は身分を公開(このように匿名ブログでしゃべることも含めて)しないほうがいいのだろうか。福田和代の「サイバー・コマンドー」という小説を最近読んでそう思った。でも、情報処理安全確保支援士はこの小説に出てくるようなトップ・ハッカーではなく、もう1階層か2階層下の「その他大勢」のセキュリティ技術者層に当たる。なので、有事の際に身の危険を伴うような心配をするほどでもない、というのは少々甘いのだろうか。

ところで、福田和代の小説は3つ読んだが、どれも面白い。

「リブート!」「サイバー・コマンドー」「怪物」

特に、最初2つはご本人がSE出身ということもあり、よくかけていて面白い。
さらに特に「リブート!」はSEの仕事の内容が非常に正確に書かれているので、SEな人は多分面白いと思う。ちなみにSEじゃない妻や息子でも面白いと言っていたので、SEの仕事を正確ではあるが一般人にもちゃんとわかるようにうまくかけているんだと思う。

お勧めである。

2019年5月18日土曜日

ペダル修理

前回ペダル破損のことを書いたが、その翌日に修理した。書くのが一ヶ月以上後になってしまった。結局、あさひオリジナルのペダルがリーズナブルだったし、店頭で回転の具合を確かめてから買うことができたのでこれにした。左右で回転の感触にばらつきはあるものの、概ねスムーズだし、踏面も滑らなくてよい。不満というほどではないが、横幅がもう少しあったらと思うのと、踏む面積が少なめなのでやや靴底に食い込み感があることが気になる程度。それでも、30km程度のライドであれば足裏が痛くなるとか、そういうことはない。幅は足りないと書いたが長さ方向は前より大きくなった分、漕ぎやすくなったと感じる。まあ、良かったということで。


ペダルとグリスを購入

壊れたペダル

モンキーではダメだったので、慌ててペダルレンチも購入

下から、新旧

縦方向に広がったのは好感触だが、踏み面積が少ないのが若干難点







2019年4月6日土曜日

ペダルの破損

2017年秋に購入したメリダのMATTS 6.5-V。先日チェーンに注油していたら、右側のペダルが破損していることに気づいた。さきっちょ部分の接合部が片方割れている(写真のペダルの右上部分)。
 


多分、自転車置き場で風の強い日に右側に倒れていたことがあって、サドルの右側に細かいキズがついたりしていたので、そのときに壊れたんだろう。もう1400kmくらい乗っているので劣化もあるのかもしれない。今まで数週間気づかずに乗り回していた。

それで今、ペダルを交換しようと思って、いろいろと物色しているところである。MKS(三ヶ島)というメーカーが評判がよさそうだが、wellgoもメジャーだ。今日、近所のあさひに行ったら、あさひオリジナルのペダルもあった。悪くなさそう。まだ迷っている。

ペダルを交換するには、15mmのレンチが必要だが、自分はモンキーレンチしか持っていない。試していないが、薄手のレンチでないと入らないらしいし、そもそもモンキーはやはり使いにくいので、専用のペダルレンチも買わなきゃ。それからネジの固着防止のため、グリスを塗る必要があるそうで、これも買わなきゃ。

最近、タイヤの劣化も気になる。今後出費がかさむ予感・・・



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